家族の連携

作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)の方々と2ヶ月に一度開かれる研究会に参加しました。

「重症心身障害児の二次障害に対する早期リハビリテーションの取り組み」について、

・重症心身障害児とは、

・医療的ケア児とは、

・成長(ライフステージ)に伴って発生する色々な問題、

・呼吸機能障害に対する姿勢管理、

・ケース紹介、など

医療の現場で訪問リハビリテーションなどを実践されているOTが、分かりやすく解説してくださいました。また、講師の子どもや保護者に対するきめ細やかな配慮や対応が良く伝わる内容でした。

 

講義の中で、「在宅でのケアになると、母親がその役割を一手に担うことが少なくない。」という話題があがりました。在宅でのケアについては、母親だけでなく、父親・祖父母にも説明をして、皆さんに理解をしていただくことはできるのだけれども、実際にはほぼ母親の役割となってしまうことが多いようです。

二次障害は、本人だけでなく周囲にも配慮しつつ早期に介入する必要があると感じました。

 

仕事は、一人だけで目標を達成することは困難であると思います。社員どうしが共通の目標を達成するために連携をします。家事や育児も同じように考えれば、家族の連携はとても大切です。

ある講演会で、連携とは、

「同じ目的を持つ人が、お互いの立場の違いを尊重し、協力して物事を進めることである。」

と習いました。

連携や情報の共有をしながら子どもや保護者、関係者にとって少しでも役に立てられるよう努めなくてはと、改めて身の引き締まる思いです。